デイケア(通所リハビリテーション)は、利用者が厚生労働省に定められた基準を満たした介護老人福祉施設や病院または診療所などに通うことをいいます。利用者の特徴としては、要支援1から2、または要介護認定1~5の中で、デイケアに通う基準に満たしている介護の対象者の方たちとなります。
要支援1~2の方は共通したサービスや運動、栄養、口腔など選択したサービスが受けられます。利用者の負担は1回につき1割ですが、要介護認定1~5までそれぞれに掛かる料金負担も違います。1000円以下の方やそれ以上かかる方もいます。立つことができない、手足がうまく動かせないなど身体に不自由がある方や、言語障害のある方や認知症を認定されている方もいます。
利用者はお年を召された方が多いですが、中には子供の頃に戻ったかのように無邪気な方もいますし、集団にいることが好きな方、個人でいることを好む方などもいます。拗ねてしまう方や、周りと競争したり、わがままになってしまう方もいます。介護はそういった場合、なだめたりするのが大変な場合もありますが、それぞれに合わせたレクレーションや介護がありますので、施設に従事している専任の医師や理学療法士、作業療法士、生活指導員、介護スタッフ、それぞれが連携をとって対処していく必要があります。大変なお仕事ではありますが、決して無碍に突き放したり、嫌煙したりせず個々の個性として対処することが大切です。